このサイトでは、「CGアニメコンテスト」の入選作品を中心に、自主制作CGアニメに関する様々な情報を収集し、整理し、公開していきます。

CGアニメコンテストは、CGアニメの黎明期である1988年から現在に至るまで継続して行われている国内で唯一の自主制作デジタルアニメのコンテストです。特に1980年代、90年代は、類するコンテストがほとんどないため、当時の入選作群は、CGアニメの発展を語る上で重要な作品といえます。

また、本コンテストからは、現在アニメ業界の最先端で活躍するクリエイタが多数輩出されています。彼らの応募作は、現在、そして将来のトップクリエイタ達が、アマチュア時代に制作した作品であり、単体でも資料価値が高いと言えるでしょう。

同時に、本コンテストは、現在のCGアニメのベースとなっている様々な表現や手法や技術が生まれてきた場でもあります。まさに、CGアニメの発展の歴史とそのものです。しかし、それらの作品や、関連情報、当時の記憶などが、ハードディスクなどの記録媒体の破損や、作者自身が既に亡くなっている可能性すらあり、現在刻々と失われつつあります。

現在のCGアニメでは当たり前のことでも、それは、昔誰かが、工夫して、努力して生み出したことかもしれません。それらを記録、保存していかないと、すべて無かったことになってしまいます。

そこで、現在のアニメ文化を発展させた土壌ともいえるこれらの作品群とその関連情報を、収集し、保存し、このサイトで、公開していきたいと考えております。皆様も、ぜひご協力ください。

※本サイトの制作や情報収集等の一部は、文化庁の「令和3年度メディア芸術アーカイブ推進支援事業」に採択されており、その支援を頂いています。

CGAAN( CG Animation Author Network)は、CGアニメコンテストの 入選者の交流団体です。

アニメクリエイタは、共通の問題、悩み、トラブルを抱えることが多く、特にフリーランスの場合、在宅で孤立する 傾向があります。そんなときに 気楽に相談できる仲間が 必要で す。

また、若い新人クリエイタに与えられるチャンスは 多くありません。そこで、最先端の現 場で活躍している方々と 新人が交流できる場は、チャンスの獲得、優秀な人材の確保など、双方にとって有益です。

このような観点から、CGAANでは、日頃からオンラインでやり取りする他、毎年全国の入選者が集まる 宿泊形の交流会“ CG合宿”等を 開催しています。

DoGAは、1985年に設立された CGアニメの振興団体です。

まだ PCも普及していない時代に、“ PCを応用することで、個人でも映像を制作し、発信 することができるのではないか。それはきっと 新しい映像文化となるだろう” と考えた 大阪 大学と京都大学のコンピュータクラブの 有志によって、設立されました。

その後、日本初となる PC上で動作する3DCGアニメ制作システムを開発し、コピーフリ ーで頒布しました。また、CGアニメの制作方法などを、当時盛んだったパソコン専門誌( ASCII、Oh!X等)で、発信していきました。

これらの活動に対して、全国から寄付が寄せられ、これを資本金として、1993年に株式 会社ドーガが設立されました。現在も、株式会社として システム開発等の業務を行いつつ、DoGAとして 非営利のCGアニメ振興活動を 行っています。